■ ID | 729 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 強磁性体担持多孔性炭素材料による揮発性有機塩素化合物の吸着除去 |
■ 著者 | 大野正貴
新潟薬科大学 大倉遼一 新潟薬科大学 鈴木和将 埼玉県環境科学国際センター 小瀬知洋 新潟薬科大学 浅田隆志 福島大学 川田邦明 新潟薬科大学 |
■ 出版元 | (社)日本水環境学会 |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第44回日本水環境学会年会、平成22年3月17日 |
■ 抄録・要旨 | 揮発性有機塩素化合物は金属製品の脱脂、洗浄やドライクリーニングの洗浄剤として広く用いられている。しかし、その多くは人体に有害であり、地下水等の汚染が問題となる可能性がある。また、活性炭などの高い吸着能力を持つ多孔性炭素材料は浄化、脱臭、触媒など様々な用途で用いられている。なかでも粉末活性炭は、水中に拡散させ、迅速に物質を吸着することが可能であるが、使用後ろ過等により回収する必要がある。そこで、磁性を有する多孔性炭素材料(ESS)を作成し、テトラクロロエチレン(TCE)を対象として、その吸着特性を評価した。
作成したESS-1、牡蠣殻賦活活性炭(RC)および市販活性炭の24時間後のTCE吸着量は、AC1<ESS-1=AC2=RCの順に高かった。さらに、ESS-1、RC及びAC2における24時間後のTCEの除去率は各々86、97及び98%と高かったが、各炭素材料の表面特性と吸着量の間に特定の傾向が認められなかった。 |
■ キーワード | 廃水処理, 揮発性有機化合物, 有機塩素化合物, 吸着, 吸着剤, 強磁性体, 多孔質体, 炭素材 |
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